MANZANITA発足のきっかけ
本当の問題
エージェンシーとしてやるべきことをすべて、高いレベルで行なっていた。前例のないビッグアイデアを、360度のローンチキャンペーンで展開した。広告の基本と言われていたことをきちんとカバーしていた。
にもかかわらず、日本に新規参入したその通信機器クライアントの商品は、まったく売れなかった。そのクライアントは日本でのビジネスをあきらめ、早々に撤退。その時、問題はそれまで言われていたところにあるのではない、と気づいた。
現実の99%はシャットアウト
1日に数千もの広告に触れているのに、翌日まだ覚えているものはほとんどない。これはクリエイティブの質が低いとか、戦略が間違っているとか、広告業界の基準が理由ではない。残らない理由は、心理学にある。脳には不要な情報を選別するフィルター機能(reticular activation system, “RAS”)が備わっており、五感から入る99%以上の情報が遮断されている。このフィルターを通るかどうかは、脳の意思決定プロセスつまり心理学を踏まえているかどうかにかかっている。昨今の流通情報量を考えると、勘と経験に頼ったコミュニケーションはまんまとフィルターに引っ掛かってしまうことが目に見えている。
脳が意思決定を行う部分までメッセージを届けるには、RASの鍵が必要。
マンザニタでは、ロジカルに行動しない消費者や従業員を動かすために押さえるべき心理学的なポイントを見つけ出す、次世代プラットフォームを開発している。勘と経験より、人間の本性を取り入れたメソッドの方が、満足する結果が得られる。
Manzanita株式会社
Christopher Demetrakos
Founder & CEO